大会情報

開催要項

第96回選抜高等学校野球大会 開催要項

大会理念

選抜高等学校野球大会(センバツ、英語表記:National Invitational High School Baseball Tournament)は関東大震災の傷跡がまだ生々しい1924年、「野球を通じて生徒たちに純真明朗な気風を吹き込むとともに、国民の希望の灯をともしたい」という願いをこめて誕生した招待大会である。戦争による5年の中断、社会の価値観の変化、災害や疫病などさまざまな困難に直面しながら、その在りようを時代とともに変化させ、今日まで受け継がれてきた。
夏の全国高等学校野球選手権大会後に結成された新チームが秋季大会で結束を高め、冬場の鍛錬を経て、成長した姿を披露する場。さらには春の野球シーズンの開幕を告げ、各チームがその後の飛躍に向けた礎を築く場。それがセンバツを開催する意義である。
センバツに予選はない。都道府県高等学校野球連盟が校風、品位をも勘案して候補校を推薦し、選考委員会が秋季大会での試合結果および試合内容をもとに出場校を選考する。大会開催は日本学生野球憲章が示す「学生野球の基本原理」にのっとり、野球を通じてフェアプレーの精神、友情、連帯をはぐくむことを目的とする。

1.名称

第96回選抜高等学校野球大会

2.主催

日本高等学校野球連盟、毎日新聞社

3.後援

朝日新聞社

4.特別協力

阪神甲子園球場

5.会期

2024年(令和6年)3月18日(月)から13日間
(雨天順延。準々決勝、準決勝翌日の休養日各1日を含む)

6.出場校

32校

7.参加資格規定

参加校と参加選手は令和6年度大会参加者資格規定に適合したものに限る(大会参加者資格規定参照)。

8.大会運営

日本高等学校野球連盟と毎日新聞社、ならびに両者によって選考された委員で運営委員会を設け運営に当たる。運営委員会は大会役員、委員を委嘱する。

9.出場校の選考

運営委員会で選出された選考委員が、選考委員会において、出場校選考基準にもとづいて厳正、公平に選出する。

10.選考委員会

2024年(令和6年)1月26日(金)、毎日新聞大阪本社オーバルホール(大阪市北区梅田3丁目4番5号)で開く。

11.出場校選考基準
(1)
大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。
(2)
日本学生野球憲章の精神にのっとり、大会理念にふさわしい活動を行っているもの。
(3)
別に定める選考ガイドラインにもとづいて選出する。
12.選手の登録
(1)
ベンチには出場選手証明書で登録された選手20人と責任教師1人、監督1人、記録員1人のほかは入れない。練習補助員が記録員を兼ねてもよい。
(2)
出場選手証明書は2024年(令和6年)2月13日(火)までに提出する。詳細は「出場校の手引き」で確認する。
(3)
証明書提出後で、やむを得ず選手の変更を必要とするときは、変更選手の変更理由を添え2024年(令和6年)3月17日(日)午前9時までに大会事務局に提出し、承認を得た場合は変更できる。 新型コロナウイルス感染の疑い、発熱などを理由とする上記期日以降の登録変更の可否については、大会本部が審議、決定する。
13.選抜校

練習試合は解禁日となる3月2日(土)から16日(土)まで行えるが、出場校(補欠校を含む)同士の試合は大会終了までできない。また、出場校は17日(日)以降、大会行事を終え自校に帰るまで(帰途を含む)練習試合はできない。帰校した翌日以降は差支えない。なお、補欠校の練習試合は、17日(日)以降も引き続き可能。

14.試合規則

試合規則は2024年度公認野球規則、アマチュア野球内規、高校野球特別規則を適用する。

15.表彰
(1)
優勝校には優勝旗、優勝杯、優勝メダルを授与する。優勝旗、優勝杯は持ち回りとし、翌年の同大会で返還、その際レプリカを贈る。
(2)
準優勝校には準優勝旗、準優勝メダルを授与する。準優勝旗は持ち回りとし、翌年の同大会で返還、その際レプリカを贈る。
(3)
参加選手には参加章を贈る。
【注】
優勝旗、優勝杯、準優勝旗は次回まで当該校で保管するものとする。前年度優勝校または準優勝校が選抜されない場合は責任教師1名、選手2名(準優勝校は選手1名)で優勝旗、優勝杯(または準優勝旗)の返還のため開会式に参列するものとする。その場合の費用は規定により支給する。
16.出場選手の旅費・宿泊費

大会参加校に対しては1校22名(責任教師1名、監督1名、選手20名)を限度とし、次のとおり旅費、宿泊費を支給・負担する。

(1)旅 費
出場校所在地の最寄りの駅より大阪までの往復普通運賃(特急、急行、新幹線料金を含む)、船舶利用の場合は普通2等の乗船運賃を支給する。
ただし、北海道、沖縄県からの出場校は航空運賃を支給する。
(2)宿泊費
開会式予行練習前日の3月16日(土)から出場校の最終試合出場日までの日数に対し1人1日8,000円を負担する。
17.組み合わせ抽選会

2024年(令和6年)3月8日(金)午前9時から毎日新聞大阪本社オーバルホールで、主催者、学校代表者と主将が立ち会いのうえ行う。同一地区の初戦の対戦を避けるなど必要に応じ、運営委員会があらかじめ抽選方法を定める。

18.代表者会議

3月7日(木)午後3時から行う。出場校の責任教師、監督が出席し、諸打ち合わせを行う。

19.試合方法

トーナメント方式で行う。準々決勝翌日と準決勝翌日は休養日とする。ただし準決勝までに雨天などで2日以上日程が延長された場合は準決勝翌日に決勝を行う。準々決勝までに3日以上順延となった場合、休養日は設けない。

20.選手の健康管理
(1)
学校医の健康証明書を受けた選手でも、大会に参加してから疾病、負傷、その他の健康上の理由で主催者がその選手の試合出場を不適当と認めたときは、出場を禁止する。
(2)
大会前、ならびに大会中の投手の関節機能検査(レントゲン検査を含む)の結果、肩、肘に重大な障害(肩の腱板断裂および肘の剥離骨折を伴う靭帯断裂の直後を含む)が発生していると判明した場合、大会運営委員会が検査担当医師の報告を受け、大会での投球を禁止する。 なお、この場合、投手以外で出場することは差し支えない。
(3)
感染症法に定める1~3類および新型インフルエンザ等感染症(新型コロナウイルス感染症を含む)、指定感染症にかかわる対策が必要になった場合は、主催者が協議して定める。
21.傷害などの処置

大会中の負傷または疾病に対して、主催者は応急処置を施すが、それ以外の責任は負わない。

22.その他
(1)
参加校は必ず校長の定める責任教師が引率する。また、大会中の選手ならびに来場する学校関係者のすべての行動に対し学校が責任を負うものとする。
(2)
提出される書類、データは選考委員会など大会運営に使用するほか、報道各社に公開することがある。

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